高K血症は高細胞内K血症とかんがえる

・ECGの話
"高カリウム血症では、心筋の興奮からの回復時間が短くなり、QT間隔が短縮するとともに、特徴的なテント状T波が出現しますー心室内の伝導障害を反映してQRS波の幅が広くなります。幅広QRS波の徐脈から心停止に至ることがありペーシングが必要になります"
つまり、細胞内Kがおおい→Naは入りづらくQRS幅はひろく。いっぽう、Kはでやすく再分極はやく、T波が割高になる。

・治療
めっくさんによると...
1. グルコン酸Caの投与:心筋保護にはなるが、xKは下げない!x
2. 実際にKを下げる治療...
2-1. 透析:たしかに。
2-2. GI両方:言わずもがな。
2-3. 生食フロセミド:利尿薬の多くはK↓。単独で使うと脱水に&Kを薄めるため生食と合わせて。
2-4. イオン交換樹脂

うーん、しかし、めっくの腎のテキストにはK過剰でQRS↑& VF、VTてかいてある...謎...

追記:めっくはおそらくwide QRSのことをいっているのかな。そしたらVF, VT起きそうだものね。
そして、
高K血症でQT短縮、wide QRS、P波消失、VFが生じる機序 : 知識の卵
こいつもなんとなくわかるようになって嬉しい。

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ダツ分QRSワイドでT高いよがよかったかな〜